[vine-users:082095] Re: vineの起動法について教えていただけませんか

[長南洋一]

長南です。

まず、情報収集を少しします。

堀野さんのメールより [vine-users:082094]
> 
> Usb接続の外付けHDDに、vine 6.1をインストールしました。
> インストール時の設定はつぎのとおりです。
> 
> [パーティション設定]
> Disk Druidを使用して手動パーティション設定
> デバイスは /dev/sdc が見えていたのでここにインストールをしました。
> (/dev/sdaにはwindows vistaとubuntuが入っています。(後述) )

ハードディスクの各パーティションのサイズはどうなっていますか。
fdisk -l /dev/sda と fdisk -l /dev/sdc の結果があるとよかったと
思います。

Vine の grub は grub2 ではなく、grub legacy ですが (ですよね）、
ハードディスクの容量が大きすぎると、うまく行かないなんてことは
なかったですよね。

Vine の /boot/grub/menu.lst もあった方がよかったと思います。

Win と ubuntu の Dual boot だったときは、Win のブートローダから
ubuntu を起動していたのですか。つまり、ubuntu の grub は、MBR では
なく、/dev/sda5 のパーティション・ブートセクタ (と言うんでしたっけ）
に今でも入っている。MBM から ubuntu が起動できるそうですから、
そんな気がするのですが ...。

それから、今現在、MBR には MBM が入っているのですか。
そして、MBM は USB 外付けのハードディスクにも対応しているんですね。

だとしたら、MBM を使いつづけるのか、簡単ではないでしょうか。

> MBMのOS選択画面にはドライブ1に linux( 上の表の7) が現れますが、ここを
> 選択する  と invalid boot record というエラーになりvineは起動出来ません。
> この画面からは5を選ぶとubuntuが起動します。

MBM は たぶん /dev/sdc1 のパーティション・ブートセクタにブートローダ
(要するに grub の最初の部分) を見に行っているのだと思います。ところが、
堀野さんは Vine の grub を /dev/sda の MBR に入れたので、当然ながら、
/dev/sdc1 にブートローダは入っていない。

ですから、何らかの方法で Vine を立ち上げて、grub を /dev/sdc1 (の
パーティション・ブートセクタ) に入れ直せば、MBM から Vine がブート
するようになると思います。 

Vine のインストール CD からレスキューモードで起動。chroot して
/boot/grub/menu.lst を確認。grub-install /dev/sdc1 でも、よさそうです。 

ほかの手としては、ubuntu の grub (あちらは、grub2 でしょう) を、
/dev/sda の MBR の入れて、みんな任せてしまう、というやり方もあると
思います。ちょっと記憶が不確かですが、grub2 は自動的にOS を検出して、
適当に設定ファイルを作ってくれるのではなかったか。もしそうなら、
こちらの方が楽かもしれません。

おまけに、もう一つ。

> ... ubuntuを選択すると、
> Error 18  Selected cylinder exceeds maximum supported by BIOS.
> というメッセージがでて、ubuntuは起動しません。

堀野さんの場合は、MBM からなら ubuntu が起動するそうですから、わたしの
経験は当てはまらないと思います。しかし、わたしも最近、grub legacy から
OS を選んでブートするときに (debian を選択したときだけですが)、

  Selected cylinder exceeds maximum supported by BIOS

というエラーに出会いました。わたしの場合は、SATA ハードディスクの
プラグが緩んでいたためのようです。たまにうまくブートしたときの
/var/log/syslog に

  ata1.00: status: { DRDY ERR }
  ata1.00: error: { ICRC ABRT }

というメッセージがありましたから。

もっとも、プラグを差し直すついでに、内臓電池も交換しましたから、
電池の方が原因だったかもしれません。たぶん堀野さんには関係ないと
思いますが、ご参考までに書いておきました。

-- 
長南洋一