[linux-users: 108755] Re: 3000円のLinux PC???

Yasumichi Akahoshi w2linux @ lapis.plala.or.jp
2011年 5月 9日 (月) 22:25:32 JST


 赤星です。
 At your own risk を OS レベルで

> 一般人はライセンス料を払ってもWindowsを使う。

ような人に強いる必要性があるのか、甚だ疑問。OS レベルの入れ換えと
ブラウザ、Office Suite の入れ換えでは、リスクが違いすぎるので同列
に並べて考えるべきではないというのが、個人的な感想です。

 話は脱線しますが、MS Office 2003 → 2007 の変更は、新しいユーザには
素晴らしい変更だったかもしれないけど、それまでのバージョンを長く使って
きたユーザーには、経験値をほぼ無にされた気分の人も多いのではないでしょう
か。慣れというのはばかにできない要素だと思います。

# 金を払って導入しても移行のコストがばかにならないという例のつもりです。
# 簡単に論破されるかもしれませんが。

> よって、Linuxを普及させたいなら、
> 無料だから、ソースがあるから、を超えた
> なにかを提供する必要性があるわけです。
> 3000円使い捨てPC、なんてのはもし実現すればこの条件を満たすでしょう。

 前段の理論から行くと3000円使い捨てPCなどを提供したところで一部の
マニアのオモチャで終わることに変わりがないような気がするのですけど
私の考えが浅はかなせいでしょうか。

 個人的には、

・特許関係訴訟のリスクがなくなる。
・ユーザを情報の海に溺れずに必要かつ正確な情報にたどり着く事ができる様にする。

というような前提があって

・プレインストールした場合にハードウェアベンダが OS の保証、サポートができる
レベルに到達する。
・かつてβがVHSを駆逐したように Linux でしか体験できない魅力あるソフトウェア
を提供する。

というような状況がない限り一般ユースでのこれ以上の普及は難しいのではと考えて
います。

# 後者は、提供される該当ソフトウェアが、オープンソースであるかぎり永遠に達成
# できないのではと思ったりもします。あくまで一般受けするような内容において
# ですが。

  Linux でも楽しむことができるでは、何の競争力にもならないと思うのです。
 私にできるのは、後から来る人のためにできるだけ日本語のドキュメントを提供する
ような活動に微力でも貢献することかと思い、参加しています。本当に微力ですけどね。
 もし、私のような凡人では思い付かない目を覚ますような素晴らしい魅力的な施策が
あれば、ご教示頂ければと思います。

-- 
Yasumichi Akahoshi


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