[linux-users: 108754] Re: 3000円のLinux PC???
Jun OKAJIMA
okajima @ digitalinfra.co.jp
2011年 5月 9日 (月) 13:16:01 JST
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>> ARM700Mhzをつかった、
>> 約3000円のLinux PC、といった風です。
>
> 面白そうですね。
>
>> よって、Linuxを普及させたいなら、
>> 無料だから、ソースがあるから、を超えた
>> なにかを提供する必要性があるわけです。
>
> 私が支援する一般の人のほとんどはLinuxを知りません。
> 無料も何も存在すら頭にないのです。
> GNU/Linuxの紹介は、さながら未知との遭遇です。
>
> 普及させるためには、まず官公庁や教育機関などの公的機関に
> 導入する以外、方法はないと思います。
> 公的機関がLinuxのサポートを求めれば、企業は自ずと導入する
> でしょうし、エンジニアの需要も伸びるのではないでしょうか。
>
> という点から、安価なLinuxPCとLinux自体の普及とは関わりが
> ないような気もします。
>
> とりあえず、私は公的機関にLinuxを導入して、コストが下がった
> 分だけ税金が安くなって、提供する費用も下がった分だけ給料が
> 上がることを期待しますので、普及させたいほうです。
>
たぶん、地方公共団体向けLinuxサポート事業に
携わっている方と思いますが、
この意見には賛同できません。
現場レベルのコスト削減に関しては、
それがまず最初に始まるのは、
必ずオーナー経営の中小企業です。
よって、そういったレベルの細かな工夫のうち、
何が有効で何が無意味かは、
自分の近所の中小企業を見ていればわかる。
オーナー経営の中小企業で流行ってないコスト削減が、
それ以外の組織で意味があることは決してないですね。
むしろ、そんな「コスト削減」を無理に導入すると
逆にコストアップになる。
オーナー経営の中小企業にとって見れば、
100円コストを削れば、オーナーは100円所得が増えるわけです。
これはでかい。
そりゃ必死になりますよ。
現場レベルのコスト削減は、かならずここから始まります。
いま、Linuxでコスト削減、とかいっている地方公共団体がありますが、
移行の手間などを考えれば、逆にコストアップになるでしょう。
正直、やめてほしい。
有限会社デジタルインフラ 岡島 純
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