[linux-users: 108527] Re: V6ネット上のメイルサービスの可能性について

MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 yoh @ flcl.org
2010年 9月 20日 (月) 02:27:55 JST


こんにちは。松田陽一@三鷹です。

From: Takeshi Kusune <kusune @ sfc.wide.ad.jp>
Subject: [linux-users: 108526] Re: V6ネット上のメイルサービスの可能性について
Date: Sun, 19 Sep 2010 23:27:01 +0900

> 楠根です。
> 
> (2010/09/19 18:05), MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 wrote:
> > あるISP業者がIPv6ネットワーク上にsmtpサーバを立てて、ドメインを取得して、
> > メイルサービスを提供した、と仮定します。
> > このメイルサービスのアカウントに対して、IPv4ネットワークからメイルの送受信
> > はできるのでしょうか?
> 
> 当然のことながら直接の SMTP 接続はできないでしょうね。
> そういう場合、dualstack の SMTP サーバを優先度低めの MX レコードに登録しておき、
> IPv4 のみのサーバからはそのサーバを経由して届くように設定する方法があります。
> 
> 自前で全ての設備を打つような大規模業者では必要性は低いかもしれませんが、
> ホスティングサービスなどでは、ユーザごとのサーバには IPv6 アドレスのみを振り、
> サービス業者側で dualstack の中継サーバを設置する形などはありかなと思います。

SMTPの中継サーバとは、結局のところ一種のproxyですか?
アプリケーション層まで立ち入って、ドメイン名の変換処理をしないと
駄目ってことですか?

|<-------  v4  --------------------------------->|<--------

client1 -[RCPT TO: user1 @ hogehoge001.org]--+  dualstack
                                           +->gateway  +--+
client2 -[RCPT TO: user2 @ hogehoge002.org]--+  (v4<>v6)    |
                                                          |
                +-----------------------------------------+
                |  ----  v6  ---------------->|
                |      
                |   +--server1(hogehoge001.org)
                +---+
                    +--server2(hogehoge002.org)

dualstack gateway は単一のv4アドレスと単一のv6アドレスが付与され
ているsmtpサーバであり、
client1からhogehoge001.orgのアカウント宛のメイルを受信したら、単
一のv6アドレスが付与されているserver1に転送し、
client2からhogehoge002.orgのアカウント宛のメイルを受信したら、単
一のv6アドレスが付与されているserver2に転送する。

複数のドメインの変換処理を負担するdualstack gatewayに多大な負荷
が掛かるのはやむを得ない、ということになりましょうか。

> 私は実際とあるドメインを IPv6 アドレスのみを持つサーバに処理をさせていますが、
> そこでは前述の方法を使用しています。
> 
> 
> SMTP 接続の話に落としこむと、
> IPv6 とは関係なく firewall が間にあるケースでも当然直接接続できないわけで、
> そのような時に使っている手法は IPv4/IPv6 の乗り換えに使用できる可能性があります。

ポートフォワーディングですか?
--
松田 陽一(yoh)
mailto:yoh @ flcl.org
http://www.flcl.org/~yoh/diary/


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