[vine-users:082369] VineLinux5.2からVineLinux6.0への変更で正常に動かなくなったソフトについて

HAMABE Masaru masaru @ hamabe.jpn.org
2013年 8月 21日 (水) 10:59:37 JST


浜部と申します。

VineLinuxはv2.1(記録がないので判りませんがもっと前からかも) くらいから
愛用させていただいています。

Vine5.2から Vine6.0に上げたところから使えなくなったソフトがあります。
一般的ではないソフトに関することなのでここでお尋ねするのは気が引けますが、
私には解決できそうにないので藁をもすがる思いで質問させていただきます。

詳しいことは後で述べるとしてざっと状況を書きますと、他のLinuxとしては
CentOSも使ってみましたがCentOS6.4では問題は生じません。
(また今のところ他のLinuxでの問題は聞いておりません)
なので、何かライブラリの変更に起因するものではないのかという気がしています。
後で延べますように、3つのソフト(一つは端末エミュレータ)を使いますが、何か
その間の通信がうまく行っていないように見えます。

具体的に書きますと、3つはすべて米国製のフリーの天文データ処理用のソフトで
	xgterm	--- IRAF専用端末(線画表示用のsub-windowを有す)
	IRAF --- 汎用天文画像処理ソフト(コマンドベースのソフト)
	SAOimage ds9 --- 天体画像表示ソフト(略称ds9; 簡易画像処理機能も)
	(ダウンロード先は、http://iraf.net/downloads/と
	http://hea-www.harvard.edu/RD/ds9/site/Download.htmlなど)
です。
IRAFも ds9も単独で動くソフトですが、2つの間で通信させながら処理を行うのが
よく行われる使用法です。
普通はxgtermの中でIRAFを起動し、IRAFのコマンドから ds9上に画像を表示させたり
ds9に表示した画像上の位置をカーソルで読み、ds9上でキーボードを叩いて
IRAFに情報を渡して、xgtermでグラフを表示したりといったことをします。

例えば、IRAFのいくつかのコマンド(例えばimexamine)を使うと、マウスカーソルが自動的に
ds9のウインドウに移動し、そこでキーボードのキーを叩けば画像上の位置に応じて何らかの処理が
IRAFによって行われ、xgterm上に結果(数値であったりグラフであったりします)が表示され
ます。これらがVine6.0以降では正常に動作しなくなりました。マウスカーソルは正しく移動しないし
画像上にカーソルを置いてキーを叩いても処理が行われません。
ds9は単独では正常に機能するように見えますし、xgtermだけでIRAFを使って画像上の
位置を数値で与えればグラフなども普通に表示します。

また、現在はCentOS6.4上のVMware Player上でVine6.2を使ってみていますが、
CentOSから、VMware Player上のVine6.2に slogin -X してから、CentOSにxgtermと
ds9のウインドウをとばして、その中でIRAFを使ってみると処理しているホストは
Vine6.1でも上に書いた処理が問題なく行えるようです。

ということなので、Vine6.xでIRAFとds9の間でXの通信がうまくいかなくなったように感じます。

これだけの情報では有用な情報をいただけないのではないかと思いますが、
何か解決法のヒントでもいただければ大変ありがたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。



vine-users メーリングリストの案内