[linux-users: 108931] CentOSでのHP ProLiant B110i RAIDコントローラ使用時のトラブル対処

Seiichirou Hiraoka sirusirus14 @ gmail.com
2013年 5月 25日 (土) 22:38:55 JST


平岡と申します。 

CentOS 5.5でRAID1構成のHDDの片側にしかデータが書き込まれ
ない事象に遭遇しておりますので、情報を頂けますと幸いです。

以下の構成のマシンでCentOS 5.5 x86を利用しています。
機種: ProLiant DL110 G6
RAIDコントローラ: Smart Array B110i
HDD: 1TB x2(BIOSでRAID1によるミラーリングを設定)

正面から見たHDD構成図は以下の通りです。
+----+----+-----+-----+
|HDD1|HDD2|空ベイ|空ベイ|
+----+----+-----+-----+

先日、HDDのLEDランプがHDD2しか点滅していない事に気が付き調査
したところ、CentOSのインストール時(再起動前)に、以下の手順にある
RAIDコントローラのドライバをインストールしていないことが分かりました。
http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/product/hardware/option/array/b110i.html

インストールの最初ではlinux ddによりRAIDコントローラのドライバを入れて
おり、RAID1が機能していたため、HDD1とHDD2をsdaとしてLVMで構成して
インストールしましたが、再起動前にドライバを入れなかったため、再起動後
はnon RAIDドライバで動作しているようです。

このため、BIOSではRAID1として構成しているにも関わらず、OSが起動
するとRAID1として見えず個別のHDDとして認識しているようです。

調査のため、停止してHDD1のみで起動したところ、OSインストール時の
状態になっておりました。つまり、再起動後の更新は全てHDD2にしか反映
されていないようです。また、HDD2のみで起動すると、通常通り起動する
事を確認しました。

このままでは、HDD2に障害が発生した際に困りますが、HDD2のデータを
バックアップしてRAIDを組みなおしたのちリストアするのは時間がかかる
ため、それ以外の方法でRAID1として動作させる方法はありませんでしょうか。

当方では以下の方法を試しました。

1) OS動作中にRAIDコントローラのドライバをインストールして再起動
-> RAIDが組まれていない。(dmesgでsda, sdbとして表示される)
2) HDD2を抜いた状態でFedora18のLive CDから起動し、HDD1のLVM
をマウントしたのち、RAIDコントローラのドライバをインストールしよう
と試みる(/bootと/をマウントしたのち、chroot)
-> /sysが存在しないため、mkinitrdが失敗
3) HDD2を抜いた状態でFedora18のLive CDから起動し、HDD1のLVM
をマウントしたのち、RAIDコントローラのドライバをインストール済みの
「別マシン」から、/lib/modules等を持ってきて展開し、再起動
-> RAIDが組まれていない。(OS起動時に、PV duplicate云々の
メッセージが表示される・・・)
4) HDD1を抜いた状態で起動することで、HDD1が故障したとDL110に
認識させる。そののち、HDD1を挿入し、BIOS画面で止めることで、
HDD2とHDD1のLEDが点滅し、HDD2からHDD1にリカバリが行われて
いる。(ただし、この方法は10時間以上かかりそうなので却下)

OS起動時のHDDのLEDを見ておりますと、起動時にはHDD1のKernel
から起動しているように見えますが、その後はHDD2しかアクセスして
いないようです。
このため、何らかの方法でHDD1にRAIDコントローラのドライバを
インストールする事で、問題が解決するのではないかと考えており
ますが、どなたかいいアイデアはございませんでしょうか。

以上、よろしくお願いします。



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