レスキューモード仕様事例 発生まで --------- 以下のようなパーテーション構成でインストール。Vine Linux 1 のインストール時に Disk Druid で Vine Linux 2 のパーテーションも作成。実際にはもう少し細分化された構成だが省略。 * / sda1 Vine Linux 1(実用環境) * /mnt/testOS sda2 Vine Linux 2(テスト環境) Vine Linux 1 は通常通り sda の MBR の GRUB からの起動。問題なくインストール終了。/mnt/testOS がマウントされていることも確認。 引き続き Vine Linux 2 をインストール。GRUB はパーテーション sda2 の先頭にインストール、MBR の GRUB と二重に経由して起動させる構成。 双方とも、インストールは問題なく終了。 問題発生 --------- 最起動時に Vine Linux 1 が起動停止。エラーは「An error occurred during the file system check.」。 Vine Linux 2 をインストールしたことで、/mnt/testOS だった sda2 のパーテーション名が変わり、Vine Linux 1 の /etc/fstab のラベルではマウントできなくなったらしい。 「Give root password for maintenance」とも表示されるが、直接の root ログインを禁止する仕様のためか、root パスワードを入れようとしても「Login incorrect.」になる。 レスキューモードで修復 --------------------- いったん落としてレスキューモードを起動。 [System to Rescure] What partition holds the root partition of your instration? の画面では、問題を起こしている sda1 を選択。 # chroot /mnt/sysimage 念のため、パーテーション構成を df コマンド再確認、エディタを起動する。 # emacs /etc/fstab 「LABEL=/mnt/testOS」となっている部分を「/dev/sda2」に変更。 exit して再起動。無事起動できた。