[vine-users:082860] キャノンのプリンタ MG-5130を動かしてみました。

田中 秀知 hidetomo @ tanaka.email.ne.jp
2016年 7月 15日 (金) 02:03:49 JST


田中秀知です。

キャノンのプリンタ MG-5130を動かそうと、
色々と試行錯誤していたのですが、なんとか動いたので、
情報を書き残しておこうと思いました。

色々と試行錯誤したのですが、
下記の手順は、そういう意味では
実際に私が行なった方法とは異なっています。
インストールの作業が うまくいかなかったり、
うまく動きませんでしたら、すみません。

インストールされる物のなかに、
実行形式のバイナリや、動的なライブラリがありますが、
バージョン的に、VineLinux6.3の環境で OKなのかどうかについては
調査せずに インストールしてしまいました。
それについても、もし おかしい動きをしましても、
私は責任をとれませんので、自己責任で行なってください。


今回のプリンタは MG-5130ですが、
キャノンの他の機種でも、
同じような作業で 使えるようになりそうな気は します。

「キヤノン:Linux 対応状況(インクジェットプリンター/インクジェット複合機):」
    http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/inkjetprinter/25079-1.html

そのWebページから たどると、次のWebページに行きます。

「PIXUS MG5130用プリンタードライバー ダウンロード」
    http://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/bjlinux340-mg5130.html

rpm版とdebian版がありますが、
rpm版の方をダウンロードします。

cnijfilter-mg5100series-3.40-1-rpm.tar.gz がダウンロードされます。
このファイルを解凍します。
$ tar xvzf cnijfilter-mg5100series-3.40-1-rpm.tar.gz

cnijfilter-mg5100series-3.40-1-rpm というディレクトリができます。

$ cd cnijfilter-mg5100series-3.40-1-rpm/packages/

$ ls -l
  -rw-r--r--   121477   cnijfilter-common-3.40-1.i386.rpm
  -rw-r--r--   135093   cnijfilter-common-3.40-1.x86_64.rpm
  -rw-r--r--  1684833   cnijfilter-mg5100series-3.40-1.i386.rpm
  -rw-r--r--  1730944   cnijfilter-mg5100series-3.40-1.x86_64.rpm

LinuxのOSが32ビット版の人は "i386"を
LinuxのOSが64ビット版の人は "x86_64"を
対象と してください。

ここでは "i386"	で書いていきます。

$ sudo cp -p cnijfilter-common-3.40-1.i386.rpm  /
$ sudo cp -p cnijfilter-mg5100series-3.40-1.i386.rpm  /

$ cd /

rpmの内部のファイルを ハードディスクに書き込みます。
$ sudo sh -c "rpm2cpio cnijfilter-common-3.40-1.i386.rpm | cpio -id"
$ sudo sh -c "rpm2cpio cnijfilter-mg5100series-3.40-1.i386.rpm | cpio -id"

(メールで送ると、行の途中で改行が入るかもしれません。
 その場合も 1行として入力するように してください。)

   ちなみに、こうすると、rpmの内部のファイルの一覧が表示されます。
   $ rpm2cpio cnijfilter-common-3.40-1.i386.rpm | cpio --list
   $ rpm2cpio cnijfilter-mg5100series-3.40-1.i386.rpm | cpio --list


ファイルを削除しておきます。
$ sudo rm  cnijfilter-common-3.40-1.i386.rpm
$ sudo rm  cnijfilter-mg5100series-3.40-1.i386.rpm


動的なライブラリを システムに登録しておきます。
$ sudo ldconfig


プリンタのサービスのソフト CUPSを再起動しておきます。
$ sudo /etc/init.d/cups restart



ここから説明が大雑把になってきます。

プリンタが動作している状態で、
プリンタとパソコンを USBケーブルで接続します。

ここで うまく行くと、VineLinuxが MG-5100シリーズのプリンタ 
ドライバを検索で見つけてくれるのではないかと思います。

もし、自動で検索してくれないのでしたら、
GNOMEのメニューから、
「システム」→「システム管理」→「印刷」で、
プリンタ管理のソフトを起動します。

「追加」のボタンをクリックします。

「Canon MG5100」が 選択肢の中に表示されると思うので、
クリックして、選択します。

「進む」のボタンをクリックします。

プリンター名、説明、場所、の項目を
自分に合うように修正します。

「適用」のボタンをクリックします。

プリンタ管理のソフトの画面で、「Canon-MG51??」が表示されていたら、
そのアイコンをダブルクリックします。

「テストページの印刷」のボタンがあるので、
クリックして、試してみます。


ちなみに、私のところでは、
その画面の 「デバイスURI:」の項目には
  usb://Canon/MG5100%20series
という文字列が表示されています。


もしかしたら、次のコマンドが必要な場合も出てくるかもしれません。
上記でも出てきていましたが、
VineLinuxでは、プリンタのサービスは CUPSというソフトが
担当しています。

    CUPSを止めるには
    $ sudo /etc/init.d/cups stop

    CUPSを開始するには
    $ sudo /etc/init.d/cups start

    CUPSを再起動するには
    $ sudo /etc/init.d/cups restart

と、コマンド入力します。


また、Webブラウザで、次のアドレス
    http://localhost:631/
を、開くと、
CUPSの設定の画面が出てきます。



次のWebページを参考にさせていただきました。

「 [vine-users:082123] キャノンプリンタ印刷できず:」
    http://ml.vinelinux.org/vine-users/msg32047.html

「CUPSによる印刷環境の設定方法と使用方法:」
    https://vinelinux.org/docs/vine6/cui-guide/vine-cups.html





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