[vine-users:081767] Re: freetype2、freetype2-demos、freetype2-devel のバージョンアップ

KATO Masashi mkato @ par.odn.ne.jp
2012年 4月 15日 (日) 00:19:11 JST


加藤(大阪)です。

Sat, 14 Apr 2012 23:32:14 +0900 付
Hidehiro Tajiriさんのメールより引用:

> 理論的知識は持ち合わせていないし、-s 付きのaptの使い方も知りませんで
> した。 

apt-get の manpage によると -s のロングオプション表記は、 "--simulate"、
つまり、実際的な作動は行わず、「何が起こるのかの "シミュレーション"」を
するオプションですね。
upgrade や dist-upgrade 以外でも使えるので、憶えておくと便利です。

> upgradeの時yかnか聞かれることがあるので複雑な場合はそれで判断
> できる機会がありますが、それも出たとこ勝負で猪突猛進の方だったので、今
> まで痛い目にあったこともあります。

それ、自分もやりがちです。普段から upgrade 時には、

# apt-get upgrade  2>&1 | tee ~/updates/`date +"%Y_%m%d_%H%M%S"`.upgrade

等としてログを取っておくと、いざという時の修復作業が、多少楽になります。
特に proposed-update を有効にしていたり、Vine Seed を利用している時に
は。

> 今まで気にはしていたのですが、「proposed-update リポジトリ」の設定を外
> すのが正解でしょうが、VineSeed程updateが頻繁ではないので、今後は
> apt-get -s upgrade(or dist-upgrade)でできるだけ確認するようにして、今
> のままでいこうと思っています。

「proposed-update リポジトリ」は、通常はアップグレードされることのない
「Vine 安定版(今なら 6.0) の主要パッケージ」の、緊急アップデート(eratta
発行)の前段階の「アップデート提案」用のリポジトリという位置づけだと思い
ます。
この為、proposed-update を有効しておくという事は、「ヒトバシラ覚悟で」と
いう意味合いも含まれるのではないかと思います。
ヒトバシラが多いほどバグも取れ易い訳ですから、Vine Linux ユーザーにとっ
ては有り難い事ですが、運用を間違うと、今回のように必要な常用パッケージが
削除されてしまう可能性もあるので、充分な注意が必要ですね。

ちなみに、先のメールでは書き忘れていましたが、今回の問題は compat-32-*
パッケージ関連なので、正確には、『Vine6.0 + proposed-update(x86_64)』環
境だけの問題で、Vine6.0 + proposed-update であっても i686 マシンの場合は
影響有りません。

-- 
加藤 雅 <mkato @ par.odn.ne.jp>
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