[linux-users: 108759] Linux いいところ・わるいところ。
Jun OKAJIMA
okajima @ digitalinfra.co.jp
2011年 6月 8日 (水) 06:25:16 JST
唐突ですが、
Linuxの「いいところ・わるいところ」、って
どんなんだと思います?
もちろん、
そんなのは、利用目的など、その人の状況次第で
意見は変わるんでしょうが、
しかし、なにが利点で何が欠点なんでしょうか?
なお、勝手ながら、
議論を発散させないために、
できれば、
ディストリビューションやアプリケーションに
踏み込まず、
カーネルレベルの議論でお願いできれば。
ちなみに、「そんなのはどうでもいい」と言われそうですが、
私の個人的意見もつけておきます。
ご参考まで・・・って、私の意見なんて参考にもならんか。
では、皆様の自由なご意見を希望します。
有限会社デジタルインフラ 岡島 純
わたしの思う「いいところ・わるいところ」
利点:
1、IBM-PCとの親和性。
デバイスドライバの豊富さ、全体的なチューニングなど、
IBM-PCでつかうなら高い性能が出せる。
とりわけ便利なのは、
これはバザールモデルの利点でもあるんだろうが、
「見たことのない怪しいカード」などの対応がいい。
自作IBM-PCで動かすなら、WindowsとLinuxの二択しかないかも。
2、ユーザのすそ野の広さ。
悪く言えば「タコがおおい」ということなんだろうが、
敷居の低さ、裾野の広さはすごい。
さらに、これは、前項のH/W認識の良さにもつながっている。
タコユーザがおおければ多いほど、
相性問題の情報収集は簡単だからね。
このあたりの敷居を下げないと、Solaris/FreeBSDなどは
永遠にLinuxに対抗できないような気がする。
Solarisは、専用サーバで動かすにはいいんだが、
自作PCではどうもね、、、と思っている人は多いはず。
Sunにしてみれば、そんなタコは相手にできない、
という考えなんだろうが、
が、そういった程度の「タコ」を相手にしてこそ、
すそ野が広がるんだが・・・・。
わるいところ:
1、デバイスドライバのバイナリ互換性のなさ。
これは、以前も同じネタを投稿したような気がするが、
もうなんとかしてほしい。
これは、カーネルレベルで見たLinuxの最大の欠点。
ここがクリアできないと、サーバはともかく、
デスクトップでは永遠に普及しない。
ちなみに、わたしはSolarisは
作る人ではなく使う人なので詳しくないのだが、
Solarisではどうなんだろう?
Windowsのようなバイナリ互換性はあるんだろうか?
2、ドキュメントがダメすぎ。
ググればわかる、という観点からは、
下手すればSolaris以上に情報があるのだが、
(これも、裾野の広さの恩恵)、
ディストリビューション付属公式ドキュメント
(ようは、kernel/document/* と /usr/man/* とか)
がもうダメすぎ。
そもそも、undocumented なことが多すぎるうえ、
書式がバラバラで読みづらい。
そもそも、カーネルソースの書式からしてめちゃくちゃ。
書いた人によって書き方が違うんだもん!。。。
ググればわかる、ソース読め、というのは正しいが、
それでは、「お仕事」にはつかえないんですよ・・・。
ここがクリアできないかぎり、
Web2.0ベンチャー専用OSになるような気がする。
・・・みなさまのご意見は?
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